今妊娠中の体重管理は厳しく言われますよね。
特に、妊娠中期から後期にかけてはつわりも落ち着いて、胎児も栄養を必要としているので
急激に太りやすく、体重管理が難しくなります。
太ったから体重を落としたほうがいいの?と考える方もいるかもしれませんが
極端なダイエットはしないようにしましょう。
ここでは妊娠中の体重管理についてみていきます。
目次
妊娠中の体重増えすぎたら?母子ともに命の危険性も!?
妊娠中の適正な体重増加は、赤ちゃんの発育にとって重要です。
個人差はありますが、妊娠中に体重が約7~10kg増加するのが一般的です。
ダイエットをするなら、体重だけを減らすのではなくて、
バランスのとれた栄養素をしっかり取り体重維持に努めましょう。
では増加しすぎはなぜいけないのでしょう?
それは「妊娠中毒症」になってしまう危険性が高まるからです。
高血圧、むくみ、尿たんぱくのうち1つでも現れると「妊娠中毒症」と診断されます。
むくみに関しては、妊娠中期以降に症状が出やすく、約10%の妊婦さんが発症します。
妊娠中毒症になると、血流の流れや内臓の機能など、様々な部分で問題があると疑いが
出来てしまいます。
症状がひどくなったら、母子ともに命の危険性も高くなります。
妊娠高血圧症候群
妊娠20週~産後12週までに、妊婦が高血圧になった場合妊娠高血圧症候群
といます。
これによって引き起こされる病気があります。
HELLP症候群・・・溶血、肝酵素上昇、血小板減少という3つの症状を
引き起こします。
子癇・・・脳の血液量が急激に増えることでおこります。
最終的にけいれん発作が起こり、昏睡状態に陥るケースもあります。
常位胎盤早期剥離・・・妊娠30週~36週に発症することが多いです。
妊娠糖尿病
そして体重が増えすぎると、難産になるリスクが高まります。
母体が太りすぎると産道が脂肪で塞がって狭くなり、赤ちゃんが出にくくなって
しまいます。
また、栄養過多で赤ちゃんが大きくなりすぎた場合も、難産の原因になります。
妊婦の体重増加平6ヶ月の平均は?赤ちゃんの大きさの目安は?
妊娠前に標準的な体格だった場合(BMI18~24)プラス7~10kgが理想です。
BMI値が24より多かった人は、プラス7kgまでです。
一方BMI値が18より少ない人は、プラス10~12kgが理想です。
妊娠6カ月は、20・21・22・23週にあたり、ちょうど妊娠期間の折り返しと
なります。
胎動をかんじるママも多く、体調も安定してきます。
では赤ちゃんの大きさはどのくらいなのでしょうか?
成長スピードも、急激に加速していくのが6カ月目です。
赤ちゃんの大きさや体重には、個人差がありますので、目安にして下さい。
20週 250~350g
21週 300~450g
22週 400~500g
23週 450~650g
になります。
そしてママの体重増加平均を今度は見ていきましょう。
妊娠初期の体重増加は、2kg未満が目安になります。
妊娠6カ月も含まれる中期の体重増加は、5kg未満が目安です。
妊娠6カ月になると、お腹の赤ちゃんが大きくなるのに伴い、子宮内の羊水や
血液の量も増えるので、体重が増加しやすくなります。
しかし一週間に500g以上増えるのは好ましくありません。
とはいえ、つわりで体重が妊娠前より減っている妊婦さんや、多胎妊娠の場合は
この例に含まれません。
妊婦健診の際お医者さまのアドバイスに従い、注意していきましょう。
まとめ
妊娠中の体重管理は大変ですが、あまり増加してしまうと、入院して管理していくように
なったり、リスクがふえてしまったりします。
かかりつけの病院の先生や助産師さんにアドバイスをもらいながら、体重管理を
していきましょう。
今は携帯アプリでも、妊娠用の体重管理できるものもあるので、活用してみるのも
良いでしょう。