赤ちゃんがミルクをたくさん飲んでくれるのは嬉しい反面、
体重が増えすぎてしまうという悩みも生まれます。
水はカロリーゼロだからと、安易に薄めて飲ませていませんか?
水分を与えすぎると、電解質のバランスがくずれ水中毒になる可能性があります。
ミルクは月齢に合わせて、飲ませる目安がミルクの缶に記載されています。
赤ちゃんがどうしても、目安となる分量以上のミルクを欲しがる時の
対処法についてご紹介します。
目次
赤ちゃんのミルクの間隔があかない!どれくらいまで飲ませて良い?
出産後3日ほど入院していた時に、ミルクのあげかたについて指導がありました。
「ミルクは3時間空けてね」という内容でした。
母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがるだけあげていいという話だったので、
不思議に思っていました。
ミルクは母乳と同じ成分ですが、
「ミルクは母乳よりも、消化吸収する時間がかかる」というのが
3時間空ける理由とのことです。
消化吸収に、時間がかかるということは、それだけ胃への負担が大きいということです。
赤ちゃんが3時間たたないうちに、口をチュパチュパしてミルクを欲しがるような
そぶりを見せる時は、ミルク以外で赤ちゃんの気をそらせましょう。
効果があるのは「おしゃぶり」です。
赤ちゃんは口寂しくて、ミルクを欲しがることがあります。
おしゃぶりをくわえることで、安心すればミルクを欲しがらなくなります。
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その他に、哺乳瓶の吸い口をミルクが出にくいものに交換するという方法もおすすめです。
吸い口の穴はサイズが分かれていて、赤ちゃんが飲むのが早い場合は
穴のサイズを1つ小さいものに交換してみましょう。
飲むのに時間がかかるようになると、満足感もあり必要以上に
ミルクを欲しがらなくなります。
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赤ちゃんのミルクを薄めるのはナイスアイディア?それとも危険?
中には粉ミルクの分量は守って、水分量だけを増やすママもいるそうです。
水はカロリーゼロだし、赤ちゃんのお腹も膨れるのでナイスアイディア!
と言いたいところですが、実は水を与えすぎると赤ちゃんの身体に思わぬ
健康被害が生じる可能性があります。
電解質のバランスが崩れ、水中毒になる可能性があります。
水中毒は赤ちゃんだけでなく、大人にも発症します。
水を大量に飲むと、体内の塩分濃度が低くなり、頭痛・吐き気・嘔吐・けいれん
意識障害などの深刻な症状が現れることがあります。
赤ちゃんの場合は、1回に与える水の量は20~30ml程度にして、
3時間は空けるのがベストです。
水中毒になると、赤ちゃんの体調が悪くなるので水の量には気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
水分は摂らせた方がよいという思い込みがあるのですが、摂らせすぎはよくありません。
赤ちゃんが、ミルクを必要以上に欲しがる時はおしゃぶりや
吸いにくい吸い口に交換するなど工夫して対処しましょう。
離乳食が始まっている月齢の赤ちゃんなら、少し離乳食の分量を増やすなどの
対処法もおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。