乳腺炎は、初期段階でケアすることが大切です。
乳房を切開し、膿を取り出すという痛い処置を受けることにもなりかねません…
乳腺炎が悪化すると、子供に母乳を飲ませられなくなります。
育児や家事で忙しいですが、あなたのためにも、
子供のためにも、乳腺炎マッサージをする時間を作りましょう。
正しい乳腺炎のマッサージのやり方や、乳腺炎マッサージをする時の注意点に
ついてまとめました。
目次
乳腺炎マッサージで痛いしこりを改善できる?その方法とは?
乳腺炎とは、母乳を外に出す管である乳腺に母乳が詰まり、細菌感染により炎症を
起こしている状態です。
乳腺炎になると、痛いしこりができます。
これは乳房の中で、母乳が固まって外に出れずにいるためです。
乳首をマッサージする方法と、しこりを取るマッサージの方法は違います。
【乳首をマッサージする方法】
乳首をマッサージすることで、乳管の詰まりが取れるため母乳が出やすくなります。
「乳管貫通法」というマッサージ方法がおすすめです。
①親指と人差し指、中指を使い乳頭の付け根部分をつまみます。
②つまんだまま、ひねったり引っ張ったりします。
③3本の指の腹を使い、いろんな方向から揉みほぐします。
【痛いしこりを取るマッサージ方法】
痛みがあり腫れていたり、しこりがある部分をつまんだり揉むのはNGです。
腫れや痛みが、悪化する可能性があるためです。
痛いしこりを取るには、圧迫法が効果的です。
私達の身体は、痛みがある時に手のひらで圧迫すると痛みが和らぎます。
圧迫することで痛みが散るためです。
「しこり圧迫法」と呼ばれるマッサージ方法をご紹介します。
しこり圧迫法では、指は使いません。
使う部分は、手の外側の部分で小指の付け根から手首にかけてです。
しこりがある部分に、ぐぅっと押し付けて痛みを散らすイメージで圧迫してください。
乳腺炎マッサージで悪化!?そうならないための注意点とは?
初期の段階で、乳首や痛いしこりを取るためにマッサージをすることで、
乳腺炎が悪化するのを防ぎます。
特に乳腺炎を感じていない場合でも、「乳管貫通法」を毎日取り入れることで
乳腺炎の予防になります。
さて、乳腺炎マッサージをする時に注意点があります。
1つ目は、先ほど話した痛いしこりは揉まないことです。
揉みほぐすことで、しこりを取るというのはNGです。
もう1つ注意点があります。
絶対にやってはならないのが、高熱を出している時の乳腺炎マッサージです。
乳腺炎の症状が悪化すると、38~40度近くの熱が出ます。
熱が出るのは、乳房内に蔓延している細菌と、あなたの身体が闘っているサインです。
高熱が出ている時、はマッサージや入浴は控えなるべく早く病院受診をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
乳腺炎は、食生活も大きく影響しています。
乳脂肪の高い食べ物は、乳腺が詰まりやすくなります。
栄養バランスが良く薄味の和食がおすすめです。
身体にも産後ダイエットにも良いので、一石三鳥ですよ。
乳腺炎になる前に、予防として乳管貫通法マッサージを行えば最強だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。